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2012年10月01日

【物流】平成24(2012)年8月分 内航海運における輸送動向調査結果(速報値)

日本内航海運組合総連合会が、平成24(2012)年8月分の内航海運における輸送動向調査結果を公表した。同調査は、低迷する内航海運の実態を把握する目的で、内航海運の貨物船・油送船の元請オペレータ上位50社における輸送量(内航輸送量全体の80%以上を占める)について毎月末に調査を行っている。

これによると、貨物船の輸送量合計は、17,143千トン(対前年同月比102%)となり、前年同月と比較して257千トン増加した。

輸送品目別で見ると、燃料(石炭・コークス)と自動車は前年同月実績を上回ったが、その他の品目は前年同月実績を下回った。中でも、大幅に伸びた自動車は、3,660千トン(同128%)となり、803千トン増加した。増加要因として、好調な国内販売に支えられて、堅調な輸送量を維持していることが挙げられる。

タンカーの輸送量合計は、一般タンカーが11,019千KL(同107%)、特タン船が654千KL(同90%)で、タンカー合計は11,674千KL(同106%)となり、前年同月と比較して641千KL増加した。

輸送品目別で見ると、一般タンカーの場合、黒油4,147千KL(同119%)、白油6,278千KL(同101%)、ケミカル594千KL(同101%)となり、全てが前年同月実績を上回った。黒油の増加要因として、原発の不稼動に伴う電力向け需要の拡大を反映し、輸送量が引き続き増加していることが挙げられる。また、特タン船は、高圧液化と耐腐食が前年同月実績を下回ったものの、高温液体は124千KL(同100%)で前年同月実績から変化がなかった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| その他