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2012年09月19日

【物流】平成24(2012)年7月分 内航海運における輸送動向調査結果(速報値)

日本内航海運組合総連合会が、平成24(2012)年7月分の内航海運における輸送動向調査結果(速報値)を公表した。同調査は、低迷する内航海運の実態を把握する目的で、内航海運の貨物船・油送船の元請オペレータ上位50社における輸送量(内航輸送全体の80%以上を占める)について毎月末に調査を行っている。

これによると、貨物船の輸送量合計は、18,327千トン(対前年同月比111%)となり、前年同月と比較して1,774千トン増加した。

輸送品目別で見ると、紙・パルプが前年同月実績を下回ったものの、その他の、燃料(石炭・コークス)、自動車等全ての品目が前年同月実績を上回った。中でも、大幅に伸びた自動車は、4,467千トン(同139%)となり、1,251千トン増加した。増加要因として、好調な国内販売に支えられて堅調な輸送を維持したことが挙げられる。

タンカーの輸送量合計は、一般タンカーが10,095千KL(同106%)、特タン船が664千KL(同95%)で、タンカー合計は10,759千KL(同105%)となり、前年同月と比較して514千KL増加した。

輸送品目別で見ると、一般タンカーの場合、ケミカルのみが前年同月実績を下回ったが、黒油3,558千KL(同111%)、6,011千KL(同104%)で前年同月実績を上回った。黒油の増加要因として、原発の不稼動に伴う電力向け需要の増大を反映して、輸送量が引き続き増加していることが挙げられる。また、特タン船は、高温液体、耐腐食が前年同月実績を下回ったが、高圧液化が299千KL(同111%)と前年同月実績を上回った。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:34| その他