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2012年09月07日

【流通】トヨタ自動車とデンソー 走行データをリアルタイム送信できる装置を開発

トヨタ自動車とデンソーは、リアルとバーチャルの融合により、クルマの新しい楽しみ方を体験できるプラットフォームとして、サーキットなどで採取した走行データをアプリ向けにリアルタイム送信できる装置(CAN−Gateway ECU)を開発した。

今回共同開発したCAN−Gateway ECUは、車両に搭載したGPSからの位置情報とCANと呼ばれる車両内部のコンピュータ同士のデジタル通信情報をスマートフォンなどの外部デバイスに公開できる装置で、小型FRスポーツカーの86(ハチロク)を対象に2013年春にレース関係者へモニター提供、2013年末に発売を予定している。

クルマに装備したCAN−Gateway ECUは、走行中の車両から、GPS信号、アクセルペダルストローク、ステアリング回転角、ブレーキ操作信号、シフト操作信号、エンジン回転数、車速など自分の走行データを受信する。

富士スピードウェイなどの主要サーキットで走行したデータをUSBメモリーに記録し、家庭用ゲーム機PlayStation(R)3の専用ソフトウェア『グランツーリスモ5』をベースに技術開発された専用のソフトウェアへ入力することで「グランツーリスモ」上で走行シーンを再現できる。

さらに、Bluetooth(R)通信で受信データをスマートフォンに送信することで、車両情報をスマートフォン画面上にリアルタイム表示でき、データを蓄積することで、コースのライン取りやブレーキングポイントなどのコーチングをしてくれる「ドライビング・アプリ」としても活用可能。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通