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2012年09月04日

【物流】国交省 コンテナクレーンの逸走防止対策の強化

国土交通省(国交省)港湾局は平成24(2012)年8月23日、強風を原因とするコンテナクレーンの逸走防止対策を強化するため、「コンテナクレーンの逸走防止のためのモデル運用規程」を策定した。

同モデル運用規程は、省令及び告示で定めた逸走防止対策の運用の考え方を示したもので、コンテナクレーンの設置者等が実施する運用規程の整備・見直しを行う際のモデルとなる。

港湾局は、平成22(2010)年1月の御前崎港におけるコンテナクレーン逸走事故を受けて、同年3月から5月にかけて有識者懇談会開催するなど、コンテナクレーンの逸走防止対策について検討を行ってきた。策定にあたって、会議等による港湾関係者の意見を踏まえ、@管理基準となる風速の設定や管理基準に達した場合の措置、A作業等の責任者の設定、B逸走防止のための装置の維持管理、C研修の実施等の具体的な考え方をまとめている。

あわせて、国交省港湾局は平成22(2010)年9月に一部改正した技術基準省令及び関連する告示について、条文の考え方や性能照査の方法等についての解説を作成した。これにより、荷役機械の耐震性能の照査方法や逸走防止に必要な機能等がより明確となる。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連