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2012年08月10日

【物流】物流連 「自然災害時における物流業のBCP作成ガイドライン」公表

日本物流団体連合会(物流連)は、物流事業者が自然災害を対象とした事業継続計画(BCP:Bussines Continuity Plan)を作成する際のガイドラインをまとめ公表した。

BCPとは、企業が災害や事故等事業や業務を通常通り続けていくことができなくなるリスクや危機が生じた際に、必要最低限の業務を継続し、かつ短時間で乗り切るために、事前に策定しておく行動計画。物流業界では、一部の大手事業者以外、BCP策定が進んでいない現状が明らかとなったことから東日本大震災の経験を踏まえ、BCP作成のガイドラインがまとめられた。

BCP作成ガイドラインでは、はじめに、物流業における自然災害時のBCPの考え方やリスクの種類を説明。その上で、BCP作成のポイントとして@事前の予防・被害緩和(減災)対策A発災直後の措置B復旧対策の実行C平時からの準備―について、事業者が実際に体験した具体例等も踏まえながら解説している。

このBCP作成ガイドラインは、BCPを作成する上で大事なポイントが整理され、参考になる事例も示されていることによってBCP作成に容易に取り組めるよう工夫されている。今後、物流業界に広く普及してBCPの作成が進むことが期待されている。

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投稿者:gotsuat 09:45| その他