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2012年08月06日

【物流】国交省 平成23年度 航空輸送速報統計

国土交通省(国交省)は、平成23(2011)年度の航空輸送統計速報を公表した。

これによると、平成23(2011)年度の航空輸送実績は、平成23(2011)年3月に発生した東日本大震災や欧州債務問題による世界経済の影響などを受け、国内線・国際線の旅客・貨物輸送量が共に減少となった。

国内定期航空輸送の貨物重量は89万5,762トン(対前年度比4.8%減)、トンキロベースでは9億2,905万トンキロ(同4.3%減)で共に減少した。また、幹線・ローカル線別では、幹線がトンベースで64万2,231トン(同0.6%減)、トンキロベースで7億510万トンキロ(同0.0%)となったのに対し、ローカル線がトンベースで25万3,530トン(同14.0%減)、トンキロベースで2億2,396万トンキロ(同15.7%減)となり、幹線に比べ、ローカル線が大きく減少した。

国際航空輸送の貨物重量は、107万2,517トン(同14.5%減)、トンキロベースでは57億5,642万トンキロ(同9.6%減)となった。方面別の実績上位3方面は、その他アジアが42万1,044トン(同13.4%減)、次いで米大陸が25万5,342トン(同11.0%減)、次いで中国が18万6,588トン(同23.6%減)となっている。

※ 国内線の「幹線」とは新千歳、東京(羽田)、成田、大阪(伊丹)、関西、福岡、那覇の各空港を相互に結ぶ路線、「ローカル線」とはこれ以外の各路線のことをいう。

※ その他アジアとは中国、韓国以外の路線(台湾はその他アジアに含む)、米大陸とは西海岸、東海岸、内陸部、アラスカ、カナダ、ブラジル等の路線のことをいう。

※ 貨物量には超過手荷物及び郵便物を含まない。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 国際物流