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2012年06月28日

【物流】平成23年度第4四半期及び平成23年度 四国地方の輸送動向

四国運輸局は、平成23年度第4四半期及び平成23年度の四国地方における運輸の動きについて発表した。

これによると、平成23年度第4四半期(平成24年1〜3月)の物流の特徴として、過去3年間の実績と比較し、自動車輸送は特別積合せ貨物及び宅配貨物が低迷しているが、一般貨物は建築資材の他景気の持ち直し基調とともに工業生産品の輸送が好調であった。JR 貨物は震災復興資材、肥料など全般的に利用が増加した。港湾運送(船舶積卸)は僅かに増加したが、コンテナについては輸出入が好調であった。フェリー(トラック)は一部の航路を除いて低迷した。普通倉庫の入庫高は減少傾向であったが、冷蔵倉庫では冷凍水産品及び塩干水産品が増加した。

また、平成23年度(平成23年4月〜平成24年3月)の物流の特徴として、過去3 年間の実績と比較し、一般貨物、JR 貨物、港湾運送など、貨物輸送の効率化が図られている輸送モードは増加傾向であった。しかし、特別積合せ貨物、フェリー(トラック)、普通倉庫及び冷蔵倉庫など、効率化が難しい輸送モードは減少傾向であった。

中でも、港湾運送は船舶積卸に比べコンテナ取扱量が大きく増加している。これは全般的な輸入量の増加とともに、新たにバラ積み輸入原料のコンテナ化(徳島小松島港)、移出工業製品のコンテナ化(松山港)等が要因となっている。

また、フェリー(トラック)の減少理由として、配送リードタイムの短縮化の他、運転手の拘束時間の短縮化も要因の一つと考えられる。宅配貨物の減少は、景気の低迷やそれによる雇用環境の悪化、個人消費の伸び悩み等も考えられる。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連