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2012年06月07日

【物流】トラック運送業界の景況感(2012年1〜3月期)

平成24年6月1日、全日本トラック協会(全ト協)は平成24(2012)年1〜3月期のトラック運送業界の景況感(速報)をまとめ公表した。

これによると、トラック運送業界の景況感について「悪化」とした事業者は54%(前回45%)、「好転」とした事業者は13%(同6%)、判断指標は▲49となり、前回▲47より2ポイント悪化したが、軽微な悪化にとどまった。

貨物別で見ると、一般貨物では輸送数量について「減少」とする事業者は39%、「増加」とする事業者は27%、判断指標は▲19となり、前回▲18からほぼ横ばいで推移している。
宅配貨物においても、輸送数量について「減少」とする事業者が39%、「増加」とする事業者が17%で、判断指標は▲30となり、前回▲29と一般貨物同様にほぼ横ばいに推移した。
しかし宅配以外の特積貨物は、輸送数量について「減少」とする事業者は41%、「増加」とする事業者は20%と、判断指標は▲32となり、前回▲25から7ポイント悪化した。

業界の景況感を地域別に見ると、東北は相対的に水準が良くなった。四国、関東、近畿は前回と比べ水準を上げているが、他方、北海道、中国、北陸信越は水準を下げている結果となった。
主な取扱い品目別では、機械関連貨物が前回に続き改善し、最も水準が良くなった。しかし、他方、建設関連貨物はやや水準を下げており、消費関連貨物、その他貨物は横ばいとなった。

今後は、先行きの回復期待が高まっているものの、原油価格の上昇など不安材料は多く、業界の景況感の判断指標は今回から13ポイント悪化の▲62が見込まれている。


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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連