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2012年06月05日

【環境】ブリヂストンと味の素 バイオマス由来の合成ゴムを共同開発

ブリヂストンと味の素は、バイオマスから生成される新しいゴム原料「発酵イソプレン」による合成ゴムを共同開発したと発表した。

ゴムには、ゴムの木から抽出される「天然ゴム」と原油から生成される「合成ゴム」がある。天然ゴムは原料に限りがあることから生産量の拡大が難しくなっており、また合成ゴムの主な中間原材料である石油由来のイソプレンの供給量にも限りがあるため、その供給を拡大することが課題となっている。

今回、味の素がバイオマスから発酵法でイソプレンを試作し、ブリヂストンが独自の重合触媒技術を用いて合成ゴム(ポリイソプレン)を試作することに成功した。合成ゴムは天然ゴムを部分的に代替することが可能なため、バイオマス由来の合成ゴムは原材料多様化の手段として期待される。

今後、両社は「発酵イソプレン」について、平成25(2013)年度を目処に事業化可能性の判断を行う予定としている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】