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2012年05月21日

【環境】川崎重工 船用ディーゼル主機における排気再循環システムを開発

川崎重工は、船用ディーゼル主機における排気再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)システムを開発した。

EGRシステムは、排ガスの一部をエンジンに還流させることにより、シリンダー内の燃焼温度を下げ、窒素酸化物(NOX)の生成を抑制するシステムである。同システムは、単独ならびに水エマルジョン燃料(※)との組合せの両方において、船用ディーゼル主機のNOX排出量を、国際海事機関(IMO)の3次規制値以下に低減する。また、水エマルジョン燃料と組合せることで、EGRシステム単独の場合と比較し、燃費を改善する効果がある。

尚、IMOの3次規制は、2016(平成28)年1月より実施され、特定規制海域では、船用ディーゼル機関からのNOX排出量を、1次規制比で80%削減することが義務付けられている。

※ 燃料中に細かい水粒子が分散して含まれる燃料。NOXの生成を抑制する効果がある。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】