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2012年05月18日

【流通】DNP 企業の電子書店構築・運営を支援するサービスを開始

DNP(大日本印刷)は、会員組織を持つ企業を対象に、電子書籍を販売する電子書店の開設に必要なシステムの提供から運営業務までをトータルにサポートする「電子書店構築・運営支援サービス」の提供を開始する。

電子書店構築・運営支援サービスは、企業が電子書店を開設するのに必要な会員管理やコンテンツ管理、閲覧用ソフトなどの機能をASPサービスとして提供する。DNPが長年培ってきた電子書店構築・運営のノウハウを活用して、コンテンツの調達から電子書店の立ち上げ、運営までをトータルにサポートする。今回、読売新聞社が2012年5月14日にオープンした電子書店『本よみうり堂デジタル』に同サービスが採用された。

近年拡大している電子書籍市場に対し、既に大規模な会員組織を持つ流通企業やクレジットカード会社などで、会員向けサービスの一つとして電子書籍を販売したいというニーズが高まっている。しかし企業が電子書店を開設する場合、長期に渡る準備や膨大なシステム開発費、電子書店特有のサイト運営などのノウハウが必要となるため、容易に新規参入できなかった。

DNPは、2001年から電子書店の運営を行ってきたほか、2010年にはスマートフォンやタブレット端末など多様な端末に対応した電子書籍サービス「honto(ホント)」を開始し、電子書店の構築・運営のノウハウを蓄積してきた。今回、「電子書店構築・運営支援サービス」を提供することで、企業の電子書店への参入をトータルに支援する。

同サービスでは、企業が電子書店を開設・運営する際に必要な、会員管理、コンテンツ管理、課金・売上管理、デジタル著作権管理(DRM)、サイト運用管理、電子書籍閲覧ソフトなどの機能をASPサービスで提供します。企業の保有する既存会員システムと電子書店の会員管理機能を連携させるためのカスタマイズ開発も行う。

また、サイト運営に必要な、トップページの更新、推薦図書の選定、特集コンテンツの企画・制作、売上分析、電子書籍データの登録、電子書籍閲覧用ソフトの提供、カスタマーセンター運営などの業務もサポートする。さらに、電子書籍コンテンツの調達・制作や、出版社との決済代行などについても、DNPのグループ会社で電子書籍の取次を手がけるモバイルブック・ジェーピーと連携して、一貫したサービスを提供する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通