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2012年04月17日

【アジア】双日と国分が共同でベトナム最大級の食品卸事業者に出資

双日と国分は、双日が25.01%の株式を保有しているベトナムの大手食品卸企業のフン・トゥイ・マニュファクチャー・サービス・トレーディング社(HT社)について、74.99%を保有するニューランド社〔New Land Corporation/NL社〕から、新たに株式を取得することで合意した。今回の株式取得により双日の出資比率は51%、国分の出資比率は19%となり、HT社を双日の連結子会社とした。

ベトナムの小売市場は、安定した経済成長を背景にした旺盛な消費意欲により、2011年のベトナム小売市場は約8兆円と、2010年比約30%増と成長しており、2012年以降数年にわたり、年率20%以上の高い成長が続くと見込まれている。また、小売の形態についても、これまで主流であった小規模の個人商店や食料雑貨店などの従来型に加え、2009年1月の小売業に関する外資規制の撤廃により、大型のスーパーマーケットやコンビニ・デパートなどの近代的な小売業態が急拡大している。

双日と国分は食品需要の拡大、流通の近代化に寄与すべく、双日のベトナムにおける知見と国分のもつ日本型卸のノウハウを生かし、3温度帯に対応した全国物流網の整備や情報流通システムの構築、マーチャンダイジング力の強化、リーテルサポート機能の発揮、今後進出する日本メーカーへの支援体制の構築により、ベトナムにおけるNO.1の総合卸企業を目指す。


双日は長年にわたり積み上げて来たベトナムでの事業経験や、グループ会社の保有するカイメップアグリ港など港湾設備や、インドシナを東西に結ぶ第2東西回廊を活用した国境を跨ぐ一貫物流サービスなどの機能を生かし、原料から輸入・加工・卸などベトナムおよびミャンマーやカンボジアなどのインドシナ地域でのバリューチェーンの構築を進める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア