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2012年04月05日

【物流】国交省 平成23年度事故要因分析を公表

国土交通省(国交省)が平成24(2012)年3月30日に、自動車運送事業に係る交通事故要因分析検討会での平成23(2011)年度の報告書を公表した。今回の報告表では、事業用トラック事故件数のうち、約半数(年間12,008件中47%)が追突事故である状況をふまえ、トラック追突事故の再発防止に向けた課題と対策が重点的に分析されている。

同検討会が統計データ以外のデータを組み合わせた分析によれば、特に重大な追突事故は、直接的には運転者面が発生要因となっているものの、その背景要因としてマネジメント面の要因が重要であるとしている。例えば、保有車両台数が100両未満の事業者では、100両以上の事業者に比べ、車両台数一台あたりの追突事故がより多く発生しており、事業者規模が極端に小さい場合、法令違反の見られる事業者の割合が増加する可能性があることが述べられている。

このことから、同検討会は経営トップ、現場管理者、運転者それぞれの役割に応じて、トラック追突事故防止のための「指針」及び「マニュアル」を作成し、同報告書とともに運送事業者での活用と周知に努めるとしている。


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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連