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2012年03月19日

【物流】国交省 衝突被害軽減ブレーキ 技術基準策定

国土交通省(国交省)は平成24(2012)年3月12日、世界に先駆けて衝突被害軽減ブレーキの技術基準を策定した、と発表。また同時に、大型トラックやトレーラーに衝突被害軽減ブレーキの装着が義務化されることも公表した。

同装置は、ミリ波レーダーが常に前方の安全を確認し、ドライバーが停止車両に気付かない場合は音でブレーキ操作を行うように促すというもので、追突する若しくは追突の可能性が高いとコンピュータが判断すると、ブレーキが自動で作動し追突事故を防ぐことが出来る。

同技術基準の策定は、貨物自動車の全事故に占める追突事故の割合が高いことや、乗用車と比較して貨物自動車の死亡事故率が高い事故実態を踏まえ、装着を義務付けるもので、新型生産車に関しては、車両総重量22トン超えの貨物自動車(牽引自動車および被牽引自動車を除く)、ならびに同13トン超えの牽引自動車では平成26(2014)年11月1日以降から、同20トン超え22トン以下の貨物自動車(牽引自動車および被牽引自動車を除く)では平成28(2016)年11月1日以降から設置が適用される。

同省は、技術基準策定および装備義務化により、「自動車の安全性が向上するとともに、自動車・同装置の国際流通の円滑化等がより一層図られ、効率的な車両安全対策が推進されることが期待される。」としている。


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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連