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2012年03月01日

【物流】国交省 安全で快適な自転車利用環境の創出に向けた提言(仮称)(案)

国土交通省道路局「安全で快適な自転車利用環境の創出に向けた検討委員会」は、平成24(2012)年2月22日に第3回会合を開催し、「安全で快適な自転車利用環境の創出に向けた提言(仮称)(案)」を提示した。

提言にあたって、同検討委員会では、「自転車は『車両』であり、車道を通行することが大原則であり、自転車の通行の安全を確保するためにやむを得ない場合においては、例外として、歩道を徐行して通行することができる。」を基本的な考え方として、検討を行った。

まず、自転車が車道通行を行うには数々の問題を含んでいることから、「自転車交通量が多いなど自転車が通行する空間として重要な路線において、歩行者、自転車、自動車が適切に分離された空間を早急に整備する必要がある。」とし、そのためには各地域で自転車ネットワーク計画等の作成を進めるためのガイドラインを早急に作成することを提言した。

ガイドラインについては、@自転車通行空間の計画、A自転車通行空間の設計、B利用ルールの徹底、C自転車利用の総合的な取組、の4つに分け説明している。

その中で、自転車通行空間の効果的な利用を図るための具体的な対策として、駐停車・荷捌き車両対策等の課題について提言しており、荷捌き車両の駐車場利用を促進するため、民間駐車場と連携して荷捌き車両に対する短時間利用の無料化や専用スペースの確保等を検討することを挙げている。
また、沿道利用のための駐停車需要の多い路線においては、自転車通行空間の整備により沿道利用の駐停車または荷捌きに不便を生じる場合があることから、当該路線や並行または交差する別路線に、沿道利用の車両や荷捌き車両、タクシー等に対応した路外または路上の駐停車空間を確保することを挙げている。


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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連