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2012年02月01日

【流通】花王 プラスチック量削減かつ植物由来ポリエチレンを使用したつめかえ用パックを開発

花王は、製品の環境負荷低減への取り組みとして包装容器由来のCO2削減を推進している。この取り組みの一環として、プラスチック量を削減し、植物由来ポリエチレンを使用したつめかえ用パックを開発した。

今回開発したつめかえ用パックは、薄肉化によりプラスチック量を削減し、全重量に対し約10%を植物由来の素材(ポリエチレン)に置き換えることで、従来品と比較してCO2排出量を約12%削減することができる。2012年2月より、ヘアケア製品の主要ブランド「メリット」に同パックを採用し、今後、ほかの製品への応用検討を進める。

花王は、1991年に台所用洗剤「モア」でつめかえ用パックを発売して以来、現在では100を超えるつめかえ用・つけかえ用製品があり、その転換率は80%に達している。さらなる普及と環境負荷低減のために、花王では、つめかえ用パックの薄肉化、ユニバーサルデザインの取り組みを継続して進めている。また、2009年に環境宣言で掲げた「CO2削減の中期目標」達成に向けた活動の一つとして、まず、全製品の容器包装の見直し、容器包装の材料の削減と素材の置き換えをすることで、2012年度までに、包装容器由来のCO2の10%削減(2008年度比)に取り組んでいる。具体的には、「容器のプラスチック量の削減」「外包装のプラスチック量削減」「プラスチック量の少ない容器形態の選択」「つめかえ・つけかえ品の拡充」の4つの方法で、可能な限り、材料使用量の大きなブランドから進めている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通