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2012年01月25日

【物流】平成23(2011)年12月分 内航海運における輸送動向調査(速報値)

日本内航海運組合総連合会が、平成23(2011)年12月の内航海運における輸送動向調査の速報値を公表した。同調査は、内航海運の貨物船・油送船の元請オペレータ上位50社における輸送量(内航輸送量全体の80%以上を占める)について、毎月末に調査を実施しているもの。

これによると、貨物船の輸送量合計は、17,141千トン(対前年同月比101%)となり、前年同月と比較して163千トン増加した。

輸送主要品目別で見ると、鉄鋼、原料、燃料、セメントは前年同月実績を下回ったものの、紙・パルプ、雑貨、自動車は前年同月実績を上回った。中でも、最も大幅に伸びた自動車は、3,470千トン(同127%)となり、前年同月と比較して743千トン増加した。増加要因として、下半期の好調な国内販売に支えられ、堅調な輸送量を維持したことが挙げられる。

タンカーの輸送量合計は、一般タンカーが10,874千KL(同105%)、特タン船が698千KL(同94%)で、タンカー合計は11,572千KL(同104%)となり、前年同月と比較して464千KL増加した。

輸送品目別で見ると、一般タンカーの場合、黒油のみ前年同月実績を上回り、3,866千KL(同118%)となり、前年同月と比較して577千KL増加した。増加要因として、原発の不稼動に伴う電力向け需要の増大を反映して、輸送量が引き続き増加傾向にあることが挙げられる。特タン船の場合は、高圧液化、高温液体、耐腐食と全ての品目で前年同月実績を下回った。中でも、特に落ち込みが大きかった耐腐食は268千KL(同90%)で、前年同月と比較して30千KL減少した。


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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連