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2012年01月16日

【物流】仙台塩釜港 外貿定期コンテナ北米航路再開

宮城県港湾課が、北米西岸/東南アジア航路(外貿定期コンテナ航路)を再開すると発表した。平成23(2011)年3月11日の東日本大震災後、仙台塩釜港への寄港が休止されていたが、平成24(2012)年1月22日から再開する。

東北各港の中で唯一となる北米西岸へのダイレクト航路が再開するにあたり、震災後、特に同航路が休止したことで他港まで陸送せざるを得なかった荷主企業にとって、物流コストの削減、国際競争力の強化に寄与するものと期待されている。

今回、再開する定期航路は、北米西岸/東南アジア航路で、週1便を予定している。日曜に仙台港を出発し、ロサンゼルス(水−日)〜オークランド(月−火)〜東京(日)〜名古屋(月)〜神戸(火)〜高雄(金−土)〜蛇口(日−月)〜カイメップ(木−金)〜レムチャバン(日−月)〜シンガポール(水−金)〜神戸(木)〜名古屋(金)〜東京(土)を結ぶ航路。3社(日本郵船、Hapag−Lloyd、OOCL)による共同運航で、第1船の寄港船舶はNYK ARGUS(全長約300メートル、総トン数約75,500トン、コンテナ積載能力6,200TEU)となっている。

仙台港においては、平成23(2011)年6月8日には内航フィーダー航路での京浜港経由による輸出入、同年9月30日には中国/韓国航路での大連港、釜山港等への直接寄港による輸出入が再開するなど、徐々に回復を見せている。同課では、東北唯一の国際拠点港湾として、企業の復旧・復興に向けて貢献出来るよう取り組むとしている。

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投稿者:gotsuat 09:45| 国際物流