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2012年01月10日

【物流】平成23(2011)年11月分 内航海運における輸送動向調査(速報値)

日本内航海運組合総連合会が、平成23(2011)年11月の内航海運における輸送動向調査の速報値を公表した。同調査は、内航海運の貨物船・油送船の元請オペレータ上位50社における輸送量(内航輸送量全体の80%以上を占める)について、毎月末に調査を実施しているもの。

これによると、貨物船の輸送量合計は、17,556千トン(対前年同月比102%)となり、前年同月と比較して309千トン増加した。

輸送主要品目別で見ると、鉄鋼、原料、紙・パルプ、セメントは前年同月実績を下回ったものの、燃料、雑貨、自動車は前年同月実績を上回った。中でも、大幅に伸びた自動車は、震災に伴う生産減少分を補う目的で、工場がフル生産状態に移行したことを受け、3,799千トン(同124%)となり、前年同月と比較して745千トン増加した。
タンカーの輸送量合計は、一般タンカーが10,204千KL(同104%)、特タン船が674千KL(同92%)で、タンカー合計は10,878千KL(同104%)となり、前年同月と比較して368千KL増加した。

輸送品目別で見ると、一般タンカーの場合、白油以外は前年同月実績を上回った。中でも、大幅に伸びた黒油は、原発の不稼動に伴う電力向け需要の増大を反映し、3,611千KL(121%)となり、前年同月と比較して633千KL増加した。
また、特タン船の場合は、高温液体以外は前年同月実績を下回った。中でも、特に落ち込みが大きかった耐腐食は266千KL(同87%)で、前年同月と比較して41千KL減少した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 国際物流