<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2011年12月26日

【アジア】中部電力がタイ国・風力発電事業に参画

中部電力は、タイ北東部における風力発電事業に参画する。同事業の事業会社であるFirst Korat Wind社およびK.R.Two社の株式それぞれ20%を取得した。中部電力が海外の風力発電事業に参画するのは初めて。

同事業は、ナコーンラーチャシマー県地内(バンコク北東約260km)において、合計18万kW(計9万kW×2)の風力発電事業を約37km2の土地において実施する計画で、2013年3月の完成予定時には、本格的規模での商業運転として、同国における初めての風力発電プロジェクトとなる予定。なお、発電した電力はタイ発送電公社(以下:EGAT)との電力売買契約により、同社に卸販売する。

同事業の共同出資者は、タイ国におけるローカルパートナーであるラチャブリ発電持株会社(以下:RATCH ※)およびAeolus Power社(土木エンジニアリング会社であるDEMCO社とデベロッパーであるWind Energy Holding社が出資する持株会社 以下:Aeolus)。

中部電力は、タイ国を、2001年の当社初の海外投資案件への参画以降、2006年にはバンコク事務所を設置するなど、アジア地域における拠点として位置付けている。2011年4月のタイ国・工業団地内コジェネレーション事業への参画に続いて、今回新たに同事業に参画することで、タイ国における取り組みを強化できるとともに、海外における地球環境保全の一環として貢献できるとしている。

中部電力は、将来にわたる持続的な成長を確かなものとするために、経営資源を活用して海外での事業展開を進め、収益の拡大を目指す。また、海外事業を通じて技術力やブランド力などの向上を図ることにより経営基盤を強化し、国内のエネルギーサービスのさらなる充実を目指す。

※ ラチャブリ発電持株会社
タイ国大手の民間発電事業者。EGATが45%の株式を所有する持株会社であり、ラチャブリ天然ガス火力発電プロジェクトにおいて中部電力と共同出資(25%)を行っている

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア