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2011年12月20日

【アジア】国際航業 ベトナム中部でGISによる水道システム導入検討調査を実施

国際航業グループ傘下の国際航業は、ベトナム中部地域トゥア・ティエン・フエ省水道公社(以下、HueWACO)の上水道GIS導入検討調査業務を実施する。同省において給水事業を行うHueWACOでは、郊外へ拡大する都市化に伴い、急激に伸張しつつある水道網を効率よく管理することが喫緊の課題になっていた。国際航業グループは、2010年9月にベトナム・ハノイ駐在員事務所を開設して、現地事情に即したマーケティング活動を行っていた。同件はベトナムにおいて、海外企業が国営水道公社の業務を行うのは初めて。

これまで国際航業は、行政における水道業務の計画および地理情報システム(GIS:Geographic Information System)を活用した台帳管理、業務支援などを主として手がけてきた。1996年よりサービスを提供している維持管理システム「せせらぎ」は、GISにより水道施設の効率的な維持管理を可能にし、横浜市をはじめ国内239クライアントが利用しているす。その他にグループ内には、上水道事業の指定管理者としての実績も有している。今回の調査業務は、HueWACOの求める大規模な水道設備の効率的管理を可能とするために、「せせらぎ」の導入を検討する。

近年、経済発展が著しい新興国では、水需要の拡大とともに水道関連市場の規模が急成長している。安定した水供給のために、官民連携スキーム(PPP:Public Private Partnership)によって水道事業経営を外部に委託する動きも活発化している。国際航業グループは、今回の業務受託を契機に、創業以来培った空間情報技術や、社会インフラ整備構築の実績と、本業務で取得したノウハウを元に、ベトナムをはじめ近隣諸国など海外における水ビジネスを積極的に展開する。

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投稿者:gotsuat 09:30| アジア