<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2011年12月05日

【アジア】住商など インドネシアで二輪車および自動車オークション事業へ進出

住友商事は、日本国内にて二輪車オークション事業の大手であるジャパンバイクオークション(以下:JBA)および三井物産とともにインドネシアにおける二輪車および自動車のオークション事業を共同で開始した。

具体的には、すでにインドネシアにおけるオークションライセンスを取得しているPT. JBA Indonesiaの第三者割当増資を引き受けることで合意し、同社を通じて2011年11月16日よりジャカルタ市内にて二輪車オークションを開始した。

インドネシアの二輪車および自動車市場は近年モータリゼーションの普及とともに急速に拡大しており、2011年の販売は、二輪車で820万台、自動車で85万台を上回ることが予想され、日系メーカーがほぼ市場を独占している。その一方で、小売販売やファイナンスを始めとする二輪車および自動車の流通構造の整備は遅れており、市場の健全な持続的発展のためにも二輪車および自動車流通の近代化が急務となっている。

住友商事は、従来から二輪車および自動車の小売ファイナンス事業をインドネシア全土で幅広く展開しており、三井物産とともに両社のファイナンス事業に関連して発生する引き揚げ車両を中心として、オークションへの出品を現地大手ファイナンス会社およびディーラーグループから幅広く募り、日系企業の持つ信頼感をベースに日本で培ったオークション運営のノウハウ・システムを最大限に活用することで、インドネシアにおける最大手のオークション会社を目指す。

まずは首都ジャカルタにおいて二輪車のオークションから営業を開始し、順次、自動車のオークションを取り扱い、次いでスラバヤ、メダンなどの地方の中核都市における開催も予定している。

尚、同オークションにおける落札価格や成約率などの中古車市況情報に関しては、現地に進出している二輪車および自動車メーカー各社に提供することを予定しており、これまで不透明であったそれらの情報が先進国と同様にメーカー各社に行き渡ることで、生産台数や卸売台数のより緻密な管理が可能となり、同国における二輪車および自動車市場の健全な発展に資するものと考えている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア