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2011年11月15日

【アジア】王子製紙 ベトナム中部に現地企業と植林事業会社を設立

王子製紙は、ベトナムの大手家具製造販売会社Truong Thanh Furniture Corporation(チュンタン社:TTF社)と合弁での植林事業をベトナム中部フーエン省に於いて検討してきたが、2011年10月14日にフーエン省政府より、合弁事業への投資証明証が発行され、新規植林事業会社を設立した。なお、この新会社は王子製紙にとって14社目、ベトナムにおいて2社目の海外植林会社となる。

王子製紙グループは、持続可能な森林資源の安定確保を目的として、オセアニア、東南アジア、中国などで植林事業を展開し、これまでに約240千haの植林を実施しており、現在も東南アジアを中心に積極的に拡大している。ベトナムにおいては1995年にビンディン省にQuy Nhon Plantation Forest Company of Vietnam Ltd.(QPFL社)を設立し、約12,000haの植林を行っており、FSC森林認証を取得、製紙原料のみならず、製材用途向けにも販売している。

TTF社はベトナム、フーエン省及びホーチミン市などに木材加工会社7社、植林会社2社などを持つ、ベトナム有数の家具製造販売会社であり、ベトナム中部において植林事業を進めている。新会社は王子の持つ植林技術と両社の持つ木材加工技術を導入し、植林事業から合板・製材事業などの木材加工販売事業までの展開を目指しており、王子製紙が推進している総合林産業を具体化する。また、FSCなどの森林認証も取得し環境に配慮した持続可能な森林経営を積極的に進める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア