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2011年10月26日

【流通】富士通研究所 注目エリアを正確かつ高速に探索する時空間データ処理技術を開発

富士通研究所は、緯度や経度などの位置情報を含むデータの中から、注目の出来事が発生しているエリアを正確かつ高速に探索する時空間データ処理技術を開発した。

近年、GPSやRFIDなどのセンサーを用いて人や車などの位置情報を大量に取得することが可能になり、これらを活用するサービスへの関心が高まっている。大量の位置情報をタイムリーに活用するためには、データを高速に処理して、ただちにサービスに反映する必要がある。

しかし、従来の技術では、データの特徴や分析の目的に応じて、あらかじめ適切なメッシュ(格子状の領域)を事前に設定するか、もしくは、無数のエリアをくまなく調べるために長い時間を要することが課題となっていた。今回、メッシュの設定をすることなく、従来手法に比べて約60倍高速に複雑な形状と多様な広さを持つエリアを探索できる技術を開発した。同技術により、人や車の分布状況に応じて、注目のエリアを正確かつ瞬時に発見することが可能になった。これにより、位置情報に基づく新しいサービスの実現が期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通