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2011年10月26日

【環境】三菱重工業 ヒートポンプによる冷暖自在2室式陸上輸送用冷凍ユニットを開発

三菱重工業は平成23(2011)年10月20日、温度設定の異なる2室の温度調節を全てヒートポンプ運転で可能にした陸上輸送用冷凍ユニットの新モデルを開発したと発表した。

新モデル「TDJS35HP」シリーズは、主にコンビニエンスストア向けの配送トラックに採用され好評を博してきた従来の2室型(ホットガスバイパス式)「TDJ301DM」シリーズに比べ、消費エネルギーは35%削減しながら、加温能力は130%増加するため、効率は3.5倍(冷凍機燃費70%減)を実現した。さらに、従来型では、前室を冷却し後室を加温する場合は、いずれかを停止させながら交互に運転する必要があったのに対して、新モデルは冷却側から加温側に熱を移す最も効率的な同時運転が可能である。

この結果、消費エネルギーは25%削減しながら、冷却能力は70%増、加温能力は380%増となるため、効率は4.3倍(冷凍機燃費75%減)、CO2削減率は75%に達する。

管理温度帯が異なる食品を1台で配送するトラック向けを中心に、平成24年(2012)4月から販売する。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】