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2011年10月17日

【知識】インフォマートとフィナンシャルギャランティ 飲食店業界向け保証サービスを展開

インフォマートとフィナンシャルギャランティは、フィナンシャルギャランティの金融保証サービスである「保証50プラン−保証金半額くん(以下:保証金半額くん)」をフード業界へ展開するため業務提携及び資本提携を行った。今回の提携により、フード業界向け企業間電子商取引(BtoB)プラットフォーム「FOODS Info Mart(フーズインフォマート)」を運営するインフォマートの顧客に対して、フィナンシャルギャランティの「保証金半額くん」を提案することで、飲食店の出店の促進、ビルオーナーの空室対策を支援する。

飲食店は多店舗展開する上で多額の資金が必要になる。新規出店時にかかる費用は自己資金や金融機関からの借り入れなどによって賄われるが、少しでも出店コストを抑えて投資回収期間を短縮し、次の新規出店資金や顧客へのサービスの向上に充てたいと考えている。しかしながら、一般的に入居に際して賃料の10〜12ヶ月分相当を不動産預託保証金として不動産オーナーに預け入れることが通例となっていることから、新規出店には相応の保証金が必要になり費用の抑制にも限界がある。

一方、不動産オーナー側も、昨今の景気低迷から高額な初期投資を敬遠するテナントの事情や来年以降も見込まれる商業不動産物件の増床などにより空室率がさらに悪化することを懸念している。

そこで、双方の悩み・課題を解決するサービスとして、「保証金半額くん」が誕生した。新規出店を希望する飲食店と空室を埋めて賃料収入を確保したい不動産オーナーを強力にバックアップすることで、双方の収益向上に貢献することを目指す。

「保証金半額くん」と、通常テナントが預け入れる不動産預託保証金の50%をフィナンシャルギャランティがテナントに代わり不動産オーナーに保証する。テナント側は保証金が半額で物件を借りることができるため、新規出店費が削減され、資産効率が向上する。さらに、新国際会計制度IFRSにおいて導入が見込まれる保証金の評価についてもリスクを低減することが出来る。不動産オーナー側は、保証金半額により空室対策が図れ、賃料収入の増加が実現する。また、フィナンシャルギャランティがテナントに対して一定の与信・審査を行うため優良テナントの確保が実現する。

今回、「保証金半額くん」をフード業界の飲食店等に展開するため、インフォマートとフィナンシャルギャランティは業務提携及び資本提携を行った。インフォマートは「FOODS Info Mart」を利用する外食本部等846社、18,480店舗に対して、多店舗展開をする上での投資負担を軽減する「保証金半額くん」の紹介活動を行う。フィナンシャルギャランティは、フード業界にネットワークを持つインフォマートとの提携により、フード業界に向けて「保証金半額くん」のサービス提供を拡大する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識