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2011年10月03日

【アジア】大日本スクリーン製造 杭州の印刷関連機器製造子会社の新工場が竣工

大日本スクリーン製造は、中国・浙江省杭州市の100%子会社、美迪亜印刷設備(杭州)(Dainippon Screen MT(Hangzhou) Co., Ltd.)の敷地内で建設を進めてきたCTP装置(※)の新たな製造工場を竣工、新興国市場をターゲットとする本格的な製造拠点として、10月から操業を開始する。


大日本スクリーン製造は、急激な経済成長に伴い活発化する中国印刷市場において、自社製品のシェア拡大を目指し2003年9月に美迪亜印刷設備(杭州)を設立。以降、中国をはじめとする新興諸国に向けたCTP装置のエントリーモデルの製造を手掛けるなど、着実な成長を続けてきた。また、2006年2月に品質マネジメントシステム「ISO9001」、2007年11月には環境マネジメントシステム「ISO14001」の認証を取得するなど、品質面、環境面での取り組みを積極的に進め、地元の行政機関からも先進技術企業として高く評価されてきた。

今回竣工した新工場は、引き続き大幅な成長率を見せる中国の印刷関連市場の動向を背景に、世界トップシェアを誇る同社CTP装置の中国での製造を一層強化するもので、同社の生産スペースを2,400平方メートルから8,000平方メートルへと3.3倍に拡張。生産能力を従来の約3倍に拡大して現地生産比率を引き上げることにより、さらなるコストダウンを図り、価格競争力を高める。また、生産機種の拡充も視野に入れた体制の整備も進めていく予定にしている。


※ CTP装置
コンピューターで制作した印刷用データを、高出力の近赤外線レーザーを使って表面加工が施されたアルミ製の印刷用刷版に直接描画する装置。フィルムに出力し刷版に焼き付ける従来の工程をすべて省略できるほか、すべてデジタルで処理するため、版ごとの誤差がなく高品質な印刷が可能


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※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア