<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2011年09月15日

【物流】平成23(2011)年7月 内航海運における輸送動向調査(速報値)

日本内航海運組合総連合会が、平成23(2011)年7月の内航海運における輸送動向調査の速報値を公表した。同調査は、内航海運の貨物船・油送船の元請オペレータ上位50社における輸送量(内航輸送量全体の80%以上を占める)について、毎月末に調査を実施しているもの。

これによると、貨物船の輸送量合計は、16,438千トン(対前年同月比91%)となり、前年同月と比較して1,553千トンと大幅に減少した。

輸送主要品目別で見ると、東日本大震災の影響を受けて、貨物船の輸送量が減少した結果、セメント以外の各品目が前年同月実績を下回った。中でも、特に落ち込みが大きかったのが紙・パルプ、自動車で前年同月と比較して84%減となり、それぞれ37千トン、649千トン減少した。

タンカーの輸送量合計は、一般タンカーが9,239千KL(同98%)、特タン船が651千KL(同91%)で、タンカー合計は9,890千KL(同98%)となり、前年同月と比較して239千KL減少した。

輸送品目別で見ると、一般タンカーの場合、黒油、白油、ケミカル全品目において前年同月実績を下回った。また、特タン船の場合も、高圧液化、高温液体、耐腐食全品目において前年同月実績を下回った。中でも、特に落ち込みが大きかった高圧液化は、前年同月と比較して76%と低調で、20千KL減少した。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 国際物流