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2011年09月07日

【環境】IHIMU 環境負荷を大幅に低減する舶用LNG燃料システムを開発

アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(以下:IHIMU)は、環境負荷を大幅に低減する舶用LNG(液化天然ガス)燃料システムを開発し、その適用例として大型コンテナ船(10,000TEU)のコンセプトデザインを完了した。

LNG燃料システムは、IHIMU独自の技術であるSPB(Self-supporting Prismatic Shape IMO Type B)LNGタンクを用いたものであり、液化天然ガスを推進用燃料として使用することで、2016年からIMO(国際海事機関)の施行が予定されているNOx、SOx排出規制レベルである「Tier V」をクリアする。

LNG燃料システムに用いられるSPB LNG燃料タンクは、どんな液位においてもスロッシング(液体容器の振動により引き起こされる内容液の液面揺動)を起こさないことから、信頼性と構造耐久性に優れている。また、タンク形状の制約がなく複雑な船内スペースに合わせて容積効率を損なわない配置が可能であり、タンク材質をアルミにすることによって軽量化できる為、既存の重油燃料船に比べ、貨物積載量の減少を最小限に抑えたLNG燃料システムが実現できる。

SPB LNG燃料タンクは、既に米国船級協会(ABS: American Bureau of Shipping)から船舶用燃料タンクとしての基本承認(AIP)を取得している。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】