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2011年08月30日

【物流】国交省 高速道路のあり方検討有識者委員会(第9回)を開催

平成23(2011)年8月22日、国土交通省の高速道路あり方検討有識者委員会(第9回)を開催した。

今回は、主に高速道路のネットワークのあり方、今後の料金制度のあり方、東北地方の無料開放についての検討が行われた。

中でも、東北地方の無料開放についての検討では、東日本大震災の被災者や復旧・復興を支援するため、被災者は当面1年間、トラックは8月末まで実施する予定だった。当初、大畠大臣はトラックに関して9月以降も継続の意欲を示していたが、目的外利用によるUターン走行を行う事業者が後を絶たないことを踏まえ、継続に関して同委員会にて諮っていた。

これらの動きに関し、同委員会からは、「被災者支援について、被災者の認定の仕組みが地域によって一定でないことについて、考え直す必要があるのではないか」「トラックのUターン問題について、不正とは言えないまでも被災地の復興と関係のない車両が無料になっている現状を技術的に克服できるのか」などの意見交換がなされた。

大畠大臣は8月23日の記者会見で、トラックのUターン問題について、制度本来の趣旨を踏まえた利用をお願いしていたが、是正されず残念。Uターンを繰り返している地域の方々が迷惑を被っている状況を踏まえれば8月末をもって中止せざるを得ない、との考えを示唆した。
また、9月以降の高速道路の無料化について、全車種を対象として、無料区間のみを走行した部分だけ無料化するという形でシステム変更することが可能。こうしたことを前提に、第3次補正予算を組みたいと考えているとの方針を示した。


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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連