<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2011年08月01日

【知識】アルクと明光ネットワークジャパン 教育事業に関して業務資本提携

アルクと明光ネットワークジャパンは、両社が展開している教育事業に関して業務資本提携契約を締結する。

アルクは、創業以来、誰もが国境を越え「地球はひとつ」だと実感できる未来を見据えて、「地球人ネットワークを創る」を企業理念に掲げ、2011年に創刊40周年を迎えた月刊誌「ENGLISH JOURNAL」の刊行、使える英語を身につけるための通信講座「1000時間ヒアリングマラソン」の開講等、様々な学習ツールを通してあらゆる年代・レベル・目的に応じた学習カリキュラム(教材・研修)の提供を行っている。近年の不況等による消費マインドの冷え込みで語学ビジネス市場の一時的縮小があったものの、グローバル化の加速に伴う需要増で市場規模は拡大傾向にあり、このような環境の下、「収益力強化のための経営資源のたな卸と活用」、「アライアンス戦略のもと、他社との協業、業務提携により効率的かつ効果的な顧客獲得を遂行」を経営戦略の基本方針として、積極的な販売強化策に取り組んでいる。

一方、明光ネットワークジャパンは、「教育・文化事業への貢献を通じて人づくりを目指す」、「フランチャイズノウハウの開発普及を通じて自己実現を支援する」という2つの経営理念を掲げ、「自立学習」、「個別指導」方式による個別指導塾「明光義塾」の直営及びフランチャイズシステムでの全国展開をしており、個別指導塾のパイオニアとして、個別指導の運営技術、フランチャイズ展開に高い評価を受けている。明光ネットワークジャパンは2010年、「教育事業を核として更なる成長を図り、人づくりのトップカンパニーとなることを目指します」という2020年ビジョンを設定し、「新たな成長路線の確立」を目指した中期経営計画を策定した。その成長路線の確立に向けて第2、第3の事業の柱を構築していくために、新しい事業領域への進出、顧客層の拡大策に取り組んでいる。

両社はこの業務資本提携を通じて、アルクの持つ英語ブランド力及びコンテンツ制作力に、明光ネットワークジャパンの持つ個別指導塾No.1ブランドとフランチャイズ展開ノウハウを融合し、新たな英語教室の展開、教材及び指導・研修プログラム等の共同開発及び相互提供を行っていくことで、子どもたちのコミュニケーション力、表現力を育て真の能力を身につける「これからの日本の英語をつくる新たな子どもの英語教育」を目指す。明光ネットワークジャパンはすでに、若年層の顧客層拡大に向けて、長時間預かり型学習塾「明光キッズ」、米国発アート教育プログラム「アブラカドゥードル」の展開に着手しているが、同業務資本提携で子ども向け英語教育事業を強化することにより、各事業のシナジー効果を高めるとともに、明光義塾につながるサービスを充実させることで、将来の少子化対策にもなることが期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識