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2011年07月15日

【物流】JR貨物 平成23年度第1−四半期の輸送動向

平成23(2011)年7月13日、JR貨物が平成23年度第1−四半期の輸送動向を発表した。
荷動きとしては、3月11日に発生した東日本大震災に伴う線路の寸断に加え、製造業各社の被災に伴う操業停止及び部品のサプライチェーンの寸断による生産低迷の影響もあり、大きく減送した。また、各地の大雨による輸送障害もあり、第1−四半期全体では高速貨1,885本、専貨138本が運休した。(前年同期間は高速貨94本、専貨2本が運休。)

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コンテナ貨物は4,482千トン(前年比88.5%)となり前年実績を下回った。品目別では、全ての品目において前年実績を下回った。中でも、紙・パルプは東北地方の生産拠点の多くが東日本大震災で被災した結果、574千トン(同73.7%)となった。

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一方、車扱は2,046千トン(同87.9%)となり、コンテナ同様前年実績を下回った。品目別では、セメント・石灰石は、セメントが前年の定期修理に伴う出荷停止の反動で増送し288千トン(同111.8%)と前年を上回ったものの、それ以外の品目は前年実績を下回った。

※コンテナ、車扱ともに、本年は速報値、前年は確報値。


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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者