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2011年07月04日

【物流】東日本大震災復興構想会議 復興ビジョン取りまとめ

平成23(2011)年6月25日、政府の東日本大震災復興構想会議は12回目の会合を開き、復興ビジョン「復興への提言〜悲惨のなかの希望〜」を取りまとめた。

提言の『地域経済活動を支える基盤の強化』では、交通・物流を取り上げ、「災害に強い交通網の構築」や「物流システムの高度化」について言及している。

災害に強い交通網として、生活交通については、交通施設に防災機能を付加する等、災害に強い地域交通のモデルを構築すべきであると提言。また、幹線交通網については、今後とも、耐震性の強化や復元力の充実、「多重化による代替性」(リダンダンシー)の確保により防災機能を強化しなければならないとしている。

一方、物流システムの高度化については、道路、港湾、臨海鉄道等の物流インフラの早期復旧を言及。さらに、サプライチェーン(供給網)全体の可視化、生産・物流拠点の再配置、太平洋側と日本海側との連携など輸送ルートの多重化、外航海運の安定的な維持などを盛り込んでいる。また、全国各地から被災地への緊急支援物資を円滑かつ的確に末端の避難所まで届けられるよう、災害時協力協定等により民間ノウハウの活用や民間物流施設の確保などを組み合わせた物流の体系を目指し「災害ロジスティクス」を構築すべきとしている。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連