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2011年06月30日

【物流】高速道路無料化社会実験終了後の交通量

平成23(2011)年6月20日の午前0時をもってNEXCO系高速道路の「普通車の休日一律千円」の上限割引制および無料化社会実験が終了し、国土交通省は無料化社会実験終了後の交通量(全車・平日)をまとめた。

これによると、無料化社会実験が終了した50区間の平均交通量(東北地方無料開放区間を除く)は、1週間前の実験中(平成23年6月13日〜17日)と比較して46%減とほぼ半減した。
区間別の平均交通量を見ると、東九州自動車道の西都〜宮崎西間の交通量が最も減少しており、82%減と大幅に落ち込んだ。次いで、延岡南道路の延岡南〜門川間が75%減、椎田道路の築城〜椎田間が73%減となった。

実験終了後もトラック・バスなど中型車以上と東日本大震災の被災者及び原発事故による避難者を対象に、東北地方の11区間では無料開放されているが、青森自動車道の青森中央〜青森JCT間の6%増を除く10区間では、実験中と比較して14%〜65%減と落ち込んでいる。
 
池口国土交通副大臣は、平成23(2011)年6月20日の記者会見の中で、トラックなど中大型車の主要区間の利用状況について、6月13日の0時−9時と20日の同時刻の交通量とを比較すると、主に大型車の通行量が120%倍〜160%倍に増えたと報告。しかし、1日目ということもあり、もう少し様子をみないと、どの程度の交通量かは判断できないとしている。また、今回の政策は、トラックで言えば、東北方面の復旧・復興の物資等輸送のため当面無料開放するものなので、当然、東北地方の交通量が増えないと政策の意味はないとの見方も出来るとの見解を示した。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連