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2011年06月27日

【アジア】東レグループ 中国で人工透析機器新会社設立

東レと東レ・メディカル(以下:TMC)は、中国で、青島即発集団股有限公司(以下:即発)との合弁により、人工透析機器(以下:透析機器)の製造・販売会社を設立する。

2011年6月、中国・山東省青島即墨市に新会社「東麗医療科技(青島)股有限公司」(略称:TMQ)を設立し、透析機器の生産工場を新設する。新工場は2012年上期から稼働し、当初は日本など中国以外の市場へ販売を開始、中国国内での製造・販売承認手続きを速やかに進め、2013年からは中国内需向けに販売し順次事業を拡大する。東レグループの医薬・医療材事業として、海外生産進出は初めて。

世界の透析市場は、今後もアジア・新興国を中心に需要が拡大すると予測されている。特に、中国市場では医療保険制度整備などの国家施策の後押しにより、大きな需要増加が見込まれるが、現在の中国市場の透析機器需要の大半は輸入製品で賄われていることから、東レグループは市場ニーズに迅速に対応するべく、現地供給体制を構築する。

東レグループは繊維事業において、2005年から即発との合弁で東麗即発(青島)染織股有限公司(TJQ)を合弁で設立し、良好なパートナーシップを確立している。今回の合弁新会社設立についても、即発が保有する安定した労働力などの経営資源をはじめ、市政府・省政府との良好な関係が活かされ、東レおよびTMCがこれまでに培ってきた製品開発力と中国での販売ルートを組み合わせて事業を推進する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア