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2011年06月22日

【物流】国交省 緊急提言の骨子取りまとめ

国土交通省(国交省)は平成23(2011)年6月14日、『高速道路のあり方検討有識者委員会』の第5回を開催した。今会合では、日本貨物鉄道と内航大型船輸送海運組合へのヒアリングを実施。また、課題提起に向けた中間整理を行い、緊急提言の骨子を取りまとめた。

緊急提言は、東日本大震災を踏まえた今後の高速道路整備のあり方について緊急的に取りまとめたもので、被災地だけではなく、首都直下や東海・東南海・南海地震などの大震災を想定した災害時の道路政策全般の在り方の指針として活用することを期待して策定している。

今回の大震災で「各交通モードの特性を生かした輸送や代替機能を発揮」「広域的な視点から復旧活動を展開し、早期に輸送路を確保」といった良い教訓を得た半面、「いざという時の高速道路不足(繋がっていない、代替機能が弱い等)」「港湾や空港などの交通拠点との連携不足」「物資輸送等のための燃料供給不足」といった課題があったことを整理。
その上で、今後の道路政策のあり方として@新たな防災の発想に基づく道路構造の柔軟化A太平洋側と日本海側を結ぶ道路ネットワークの強化B高速道路等と市街地や主な空港・港湾との直結などを列挙した。

課題提起の中間整理では、ミッシングリンク(細切れ区間)の早期解消、これまでの高速道路の整備目標(全国14,000km)の検証などを抽出し、今後の検討に向けた宿題事項を取りまとめた。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連