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2011年05月06日

【環境】キリン バリューチェーンCO2算出基準を策定してCO2排出量を削減へ

キリンホールディングスはグループ独自の「バリューチェーンCO2算出基準」を策定、バリューチェーン全体のCO2排出量の把握を完了し、策定した算出基準の信頼性・透明性の確保を目的として、トーマツ審査評価機構の第三者格付けである『スコープ3』格付を取得した。

キリングループでは、「事業を通じてのCSR活動」の大きな柱として「低炭素企業グループの実現」を掲げ、バリューチェーン全体のCO2排出量を2050年までに1990年比半減という目標を設定し、取り組みを進めている。


CO2排出量はキリングループが把握している自社データを基に、業界団体が公表しているデータを活用し算出基準を策定している。CO2排出原単位については、国や業界団体、産業連関表に基づくデータなどを用い、WRI(※1) / WBCSD(※2)が策定中の国際的なガイドラインのスコープ3・スタンダード算定基準に準拠して、独自の基準を策定している。

今後は、同社が掲げるCO2排出量削減の中長期目標の下、算定されたバリューチェーンにおけるプロセス毎の排出量に基づき、引き続き「省資源」「省エネルギー」「環境提案商品」の取り組みを強化することで、効率的・効果的にCO2排出量を削減し、事業を通じた環境活動を推進していくとしている。

※1 WRI(World Resources Institute)
地球の環境と開発の問題に関する政策研究と技術的支援を行う独立した機関。

※2 WBCSD(The World Business Council for Sustainable Development)
1992年の地球サミットに対応して1991年に世界33カ国から経済人が集まって設置された会議。現在では、35を超える国の約170の国際企業によって構成され、20の産業部門にまたがるものとなっている。経済成長、生態系のバランス及び社会的進歩を3本の柱として活動を続けている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】