【環境】住友商事と日本車輌製造 カナダ・トロント在鉄道公社にディーゼルカーを提供
住友商事と日本車輌は、米国住友商事を主契約者としてカナダ・オンタリオ州鉄道公社Metrolinxとディーゼルカー12両に関する契約を締結したことを発表した。同案件は、住友商事・日本車両連合の過去30年以上に亘る米国での実績・経験に対する評価に加え、先般カリフォルニア州在の鉄道公社であるSMARTと締結したディーゼルカー納入契約の競争力のある価格がきっかけとなった。
カナダでは都市部で深刻化する交通渋滞や、燃料高騰、環境問題への意識の高まりから自動車に代わる輸送手段として鉄道への期待が高まっており、その中でも電化工事コストの削減、工期短縮を実現し、編成の自由度が大きい等運行上の利便性に優れたディーゼルカーによる鉄道整備が注目を集めている。またトロントにおいて、南北アメリカ大陸の国々が参加する4年に1度のスポーツの祭典を2015年に控えており、大会開催に伴い見込まれる訪問者増加に対応するためトロント・ピアソン国際空港とトロント市中心部のユニオン駅を直結させる鉄道路線建設を進めているという背景がある。
住友商事は同案件受注を足がかりとして、今後もカナダを含む北米全土で更なる拡大を目指すとしている。
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