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2011年03月31日

【物流】ヤマト運輸、「救援物資輸送協力隊」を設置

ヤマト運輸は2011年3月23日付で、岩手県・宮城県・福島県の主管支店内に本社から派遣した隊長、現地社員、全国からの応援社員から成る「救援物資輸送協力隊」を設置することを発表した。

 この取り組みの背景として、東北地方太平洋沖地震による長引く避難生活にある被災者の方々のストレスを少しでも解消するために、よりきめ細かくスピードのある救援物資の配送体制の強化が不可欠だという考えがある。そこで同社は、地域密着型の宅配業者として、救援物資を必要としている方々に1日でも早く必要な物資を届けるべく、必要な車両・人材・ノウハウを提供し、グループの総力をあげて全面的に協力することを決めた。

「救援物資輸送協力隊」の主な仕事は、通常の宅急便サービスを行うのとは別に行政及び災害対策本部と連携しつつ救援物資の仕分け作業・各拠点への物資輸送を行うことである。体制としては、岩手県・宮城県・福島県下の2tクラス集配トラックの約2割にあたる200台を活動にあて、その車両を運行する人員および倉庫内作業に必要な人員の計400〜500人を配置している。

上記体制は2週間を目途に運営されるが、国・自治体の意向を踏まえつつ、体制の見直しや継続を行う。また、「救援物資輸送協力隊」は、緊急度の高い救援物資の輸送を優先的に行い、被災者の方々への物資輸送が安定するまで継続する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:33| 物流事業者