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2011年03月09日

【物流】全ト協 高速道路新料金割引案に対する意見

全国トラック協会(全ト協)は、国交省が公表した「高速道路の当面の新たな料金割引に関する計画(案)」に対する意見をまとめた。

発表された計画案では、平日への上限制拡大など乗用車に対する大幅な料金引下げが盛り込まれている一方で、物流コストの引下げの面では、ほぼ現状維持に留まったものとなっている。従って、今後の見直しに当たり、物流関係、とりわけ公共輸送に従事する営業用トラックに対する料金引下げについて更なる検討を期待している。
また、今回の新たな料金割引によって予想される普通車の利用拡大による渋滞や事故の増加などについて、これまでの経験を踏まえ、各道路会社において適切な対策を講じるよう要求している。

各高速道路別の具体的意見は、下記の通りである。
(1)NEXCOについて
・基本料金の半額化等の引下げ。
・営業車特別割引の創設もしくは大口多頻度割引制度の思い切った深堀り。

(2)首都高速・阪神高速について
・対距離制の導入による料金圏撤廃には賛成。
・大口多頻度割引についてNEXCO並に拡充。
車両単位割引を現行の最大5万円超12%を3万円超20%に拡充等。
契約者単位割引を現行5%から、10%へ拡充。
・現行の平日・土曜の夜間割引(20%割引)の継続。

(3)本四高速について
・地域間の格差を是正するためNEXCOと一体的な料金体系の確立。
・大口多頻度割引について、NEXCO並に拡充。
車両単位割引を現行の最大5万円超13.8%を3万円超20%に拡充等。
契約者単位割引の創設。

(4)アクアラインについて
・当面は計画案通りの実施を継続。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連