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2011年03月03日

【環境】三菱重工業 液化天然ガスLNG運搬船を受注

三菱重工業は、燃料消費量を大幅に節約することが可能な「液化天然ガス(LNG)運搬船」を日本郵船から受注した。

LNG運搬船は、主機として新型蒸気タービン機関「MHI Ultra Steam Turbine Plant」(UST:再熱舶用推進蒸気タービン)が初めて採用されている。

USTは三菱重工業が独自に実用化した、熱エネルギーの効率を向上させる技術である。ボイラーから送られ高圧タービンを回した後の蒸気を、再びボイラーに戻し再加熱し、それを中圧タービンと低圧タービンの駆動にも使用することで、熱エネルギーの段階的利用が促進され燃料消費の削減へとつなげる。これにより従来の蒸気タービン機関と比較して、燃費が約15%向上するとしている。

その他にも、船舶のバランスを保つために搭載している海水を浄化するバラスト水処理装置の装備や、低硫黄燃料油の使用を可能にするなど、様々な面で環境に配慮されている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】