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2011年03月01日

【流通】NTTドコモといであ、健康気象サービス提供で提携

いであとNTTドコモは、環境センサーネットワークを活用した健康気象に関するサービスおよびアプリケーションの提供に関し業務提携をする。

気象変動は人の健康や疾病に大きく影響することが知られており、生気象学(※)などの分野で研究が進んでいる。これに気象情報を組み合わせることで健康に関するリスク情報を提供するのが健康気象サービスで、いであはこの分野において、既に気象庁のデータを用いた「バイオウェザーサービス(R)」(健康予報サービス)を提供している。

今回の業務提携では、NTTドコモは環境センサーネットワークによる日常生活に密着した環境観測情報や携帯電話の位置情報を提供するとともに、屋内センサーの開発・提供を行う。いであはこれまでに培った生気象に基づく健康予報サービスのノウハウを活用し、よりパーソナル性の高い健康気象サービスの提供を目指す。

業務提携による取組みは以下の通り

1.屋内外の熱中症対策に関する実証実験(2011年7月〜8月実施予定)
屋内・屋外における暑熱環境の観測に基づく熱中症対策の実証実験を行う。この実験により、屋内を含めた生活空間全般にわたる有効な熱中症対策方法を検証し、実用性の高いサービスの実現を目指す。

2.いであによるモバイル版「バイオウェザーサービス(仮称)」の提供(2011年7月開始予定)
いであは従来PC向けに提供している「バイオウェザーサービス」について、スマートフォンなどの携帯電話向けにモバイル版として提供する。まず、今夏における熱中症危険度などを簡単に確認可能な「ハザードマップアプリ(仮称)」を提供予定にしている。サービスの提供にあたり、NTTドコモは環境センサーネットワークで観測された屋外の気象実況情報を提供する。

3.健康気象に関する今後の取組み
生活空間の気象変動に起因する様々な健康リスクに対して、ハザードマップや健康アラートなどの形で情報発信することにより、健康で快適な日常生活の維持に貢献するサービスの提供を目指し、両社で検討する。


※ 生気象学
大気の物理的、化学的環境条件が人間・動物・植物に及ぼす直接、間接の影響を研究する学問。


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通