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2011年02月17日

【知識】UR都市機構とオリックス自動車 カーシェアリング事業で業務提携

UR都市機構(都市再生機構)とオリックス自動車は、カーシェアリング事業で業務提携し、UR都市機構が管理する12団地にカーシェアリングサービスを導入する。

両者は、2011年4月から、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県のUR賃貸住宅のうち12団地(計13,691戸)の団地内駐車場にオリックスカーシェアのカーステーションを設置する。対象団地は、カーシェアリングが普及している都心部に加えて、比較的公共交通の利便性が劣りマイカー利用に頼りがちな郊外部にある物件も含まれている。カーシェアリングの利用による住民の交通利便性向上効果が高いと考えられる郊外部においても普及を図るとともに、それに伴う課題について検証する。

カーシェアリングについては、環境意識の高まりや節約志向、自動車保有に関する意識の変化を受け、利用ニーズが高まっている。UR都市機構は、UR賃貸住宅の入居者や団地を中心とした地域住民の利便性・居住環境の向上を図ることで、地域をより住みやすく魅力あるものとすることを目指しており、交通利便性を向上させるサービスを提供する取組みとして、団地内駐車場を活用したカーシェアリングサービスを導入することとなった。この提携により、カーシェアリングの中心利用者である若年者層や中高年者層だけでなく、今後増加が見込まれている高齢者層のカーシェアリング利用についても、促進を図っていきたいとしている。

カーシェアリングは、必要なときに必要な分だけクルマを使うしくみであるため、クルマの便利さを維持しつつも、マイカーを保有する場合に比べて大幅な家計コストの削減に繋がるとともに、過度な自動車利用を抑制するため、環境負荷の軽減に繋がることが実証実験などで立証されている。

UR賃貸住宅は入居者や団地を中心とした地域住民がカーシェアリングを利用することで、自動車利用に要する費用の削減と地域の環境負荷軽減に貢献できるとし、オリックス自動車は、カーシェアリング車両から排出されるCO2の全てを自社でオフセットしているだけでなく、車両備付のカーナビに走行時の燃費とCO2排出量を表示して、運転者のエコドライブ度を5段階で表示する専用車載装置を設置しており、自動車利用中のCO2排出の抑制を促進している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識