<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2011年02月14日

【知識】伊藤忠グループ 食品製造分野で業務再編

伊藤忠商事は、飼料・畜産分野および食品製造分野において、安心・安全な原料・商品の供給体制の強化、販売の拡大ならびに生産性の向上を図るため、グループ会社間での業務再編・提携を行う。具体的には、飼料・畜産分野においては、プリマハム、伊藤忠飼料と伊藤忠商事の三者間で、また、食品製造分野においては、プリマハム、ヤヨイ食品と伊藤忠商事の三者間でそれぞれ業務提携を行う。

国内食品市場においては、人口の緩やかな減少及び高齢化の進展、および景気悪化に伴う個人消費の低迷によって、食品業界各社の経営環境が一層厳しさを増しており、このような経営環境の中で、食品製造・中間流通・小売の各分野で競争は激化し、再編、淘汰、グループ化、グローバル化など、めまぐるしい変化が続いている。

伊藤忠商事が食料分野で掲げるSIS戦略のバリューチェーンの強化・拡大において、中間流通事業分野の経営統合に続き、食品加工・製造分野でも、経営環境変化への対応を通じ取引先の満足度向上に貢献し、且つ、伊藤忠商事グループ全体の企業価値の一層の向上を図るために、グループ一体となった戦略推進を可能にする体制を構築し、各社それぞれが保有する経営資源を一層緊密かつ有効に活用すべく協議・検討を行った結果、業務提携を進めることとした。

今回の提携により、飼料・畜産分野においては、飼料原料から畜肉加工品の製造・販売に至るまでのインテグレーションをより一層推進し、トレーサビリティの強化、並びに、販売チャネルの共有化をはじめとする業務効率化を実現する。また、食品製造分野においては、冷凍・冷蔵食品を中心に、製造インフラ・販売チャネル・商品開発体制を相互活用し、より効率的な製造・販売体制を構築する。これらの取り組みにより、取引先・顧客の満足度向上を目指す。また、中国を中心とする海外展開につきましても今後検討し、伊藤忠商事グループの総合力の強化・拡大を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識