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2011年01月17日

【物流】2010年12月 JR輸送実績

JR貨物が2010年12月の輸送実績を公表した。

これによると、コンテナ貨物の輸送実績は、1,865千トン(前年比103.7%)となった。増減幅で見てみると、減少幅が大きかったのが農産品・青果物で、前年と比べ−14千トンと2ケタ台の落ち込みとなった。原因としては、野菜類の生育不良が挙げられる。一方、増加幅が大きかったのが他工業品で前年と比べ+14千トン、自動車部品と家電・情報機器が前年と比べ+13千トンといずれも2ケタ台の増加を見せた。原因としては、家電・情報機器は、家電エコポイント制度の影響を受けたことが挙げられる。また、自動車部品は一部車種の生産台数の増加したことが挙げられる。

車扱貨物の輸送実績は1,120千トン(同100.2%)となった。増減幅で見てみると、減少幅が大きかったのが石油で、前年と比べ−10千トンと2ケタ台の落ち込みとなった。原因としては、前年より気温が高めに推移したことに加え、燃料転換の進展により重油及び灯油の需要が減少したことが挙げられる。一方、増加幅が大きかったのがセメント・石灰石で、+6千トンとなった。原因としてはメーカーの出荷が好調に推移したことが挙げられる。

なお、2010年12月は強風による運転規制や大雪による輸送障害などが発生し、高速貨153本、専貨10本が運休した。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者