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2011年01月13日

【物流】平成22年度第2四半期 四国地方の輸送動向

四国運輸局は四国地方における「平成22年度第2四半期の運輸に関する統計情報」を発表した。

これによると、貨物自動車では、特別積合貨物、宅配貨物の取扱量は、双方共に減少となった(特別積合貨物:前年同期比5.7%減 宅配貨物:同15.7%減)。これらの減少の理由として、大手宅配便事業者が郵便事業と設立したJRエクスプレスを利用して行っていたが、2010年7月1日をもって、宅配便事業から撤退し、同社の宅配便事業が郵便事業のゆうパック事業に引き継がれ、これまでの宅配貨物の輸送統計から外れたことが要因である。一方、一般貨物においては、増加が見られた(同4.8%増)。

JR貨物では、政府のエコカー支援策等による一部好調な事業者の部品等の荷物の増加により輸送トン数が増加した(同7.7%増)。

航空貨物では、国内輸送トン数(同0.4%増)国際輸送キロ数(同610.9%増)共に増加した。

港湾運送では、船舶積卸実績が8港中5港で増加となった(同11.0%増)。外航コンテナについても輸送トン数は2009年度第3四半期前年同期比6.4%、第4四半期が同13.2%、2010年度第1四半期が21.9%、第2四半期が16.1%と2009年度の後半から増加傾向となっており、景気の緩やかな回復によるものではないかと推測される。

また、営業倉庫においては、「入庫高」は普通倉庫292,261トン(同2.5%増)、冷蔵倉庫60,186トン(同14.9%減)、平均月末保管残高は普通倉庫158,860トン(同9.0%減)、冷蔵倉庫38,626トン(同12.7%減)となった。県別の「入庫高」では、愛媛県が普通倉庫(同13.8%増)、冷蔵倉庫(同3.9%増)ともに増加、徳島県は普通倉庫において増加(同2.7%増)となった。尚、他の2県については共に減少となった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連