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2010年12月27日

【流通】レアメタル使用量を削減したステンレス鋼が商品化

NSSC(新日鐵住金ステンレス)は、独自に開発した世界初の微量Sn(錫)添加によるフェライト系(クロム系)ステンレス鋼の耐食性を飛躍的に向上させる技術を用いて、新たに「高耐食高純度フェライト系ステンレス鋼NSSC(R) FW2(フォワード・ツー)」を開発・商品化した。この商品は、2010年7月に発表した「高耐食・低クロム高純度フェライト系ステンレス鋼NSSC(R)FW1(フォワード・ワン)」の技術をさらに発展させて完成させた、FWシリーズの高耐食型商品であり、世界の全ステンレスの4割以上を占めるSUS304(18%Cr−8%Ni)と同等もしくはそれ以上の一般耐食性を有している。

NSSCFW2は、Ni、モリブデン(Mo)、銅(Cu)無添加の16%Cr鋼であり、レアメタルとして国家備蓄7鉱種に選定されているCr及びNiの含有量を、SUS304に対しトータルで約40%削減しています。さらに、成形加工性にも優れていますので、SUS304と同様、極めて幅広い用途に適用できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通