2010年11月15日
【流通】東京ガスと日本サーモエナー 世界初の「潜熱回収型真空式ガス温水ヒーター」を開発
東京ガスと日本サーモエナーは、真空式ガス温水ヒーターに装備する潜熱回収器を共同で開発し基本仕様を決定した。２０１１年４月から、世界初の「潜熱回収型真空式ガス温水ヒーター」を販売する。
真空式ガス温水ヒーターは、給湯需要の大きな業務用のユーザー向けに給湯や暖房用のお湯を供給するガス温水ボイラーの一つ。取り扱いに免許や資格を必要とせず、耐久性に優れていることから、フィットネスクラブや温浴施設等で広く導入されている。これまで排気ガス中に含まれる潜熱は未利用のまま外気に放出していたが、潜熱回収器を装備して熱を有効に利用することによって、従来の真空式ガス温水ヒーターでは最高で９５％だった熱効率（※１）を１０５％に向上させ、真空式ガス温水ヒーターで最高（※２）の熱効率を実現する。
「潜熱回収型真空式ガス温水ヒーター」は、潜熱を回収するとともに、負荷の変動に応じてバーナーの出力を連続的に変えることができる比例制御燃焼方式を採用したことで、年間の一次エネルギー消費量を１割以上削減することを見込んでいる。
※１：低位発熱量基準
※２：平成２２年１１月８日現在（日本サーモエナー調べ）
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:40| 流通
