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2010年11月12日

【物流】海外港湾物流プロジェクト協議会開催

国交省が第1回「海外港湾物流プロジェクト協議会」を開催した。

コンテナターミナルの開発・運営をはじめとする海外港湾物流プロジェクトは、今後も大きな需要が見込まれており、日本企業が計画、整備段階から運営段階の各段階において、多くのビジネスチャンスを獲得することが期待されている。しかし、現在の世界市場においては、優れた技術や豊富な経験を有する日本企業が獲得しているプロジェクトは限定的で、諸外国企業が多くの港湾物流プロジェクトを獲得しているのが現状である。この為、同省では官民による情報の共有・交換等を行う場として同協議会を設置し、官民連携による海外プロジェクトの獲得推進に向けた取り組み(官民共同セミナーの開催など)を積極的に推進するとしている。

初会合には民間企業、関係機関、国交省の委員メンバー合計75名の他にオブザーバーとして外務省、財務省、経済産業省が参加。今後の協議会の進め方として、海外港湾物流プロジェクトの獲得推進のために、国別、テーマ別のワーキンググループ(WG)を設置し、各WGにおいて具体的な議論や活動を進めるとしている。まずはインドネシアWGを立上げ、これ以外についても優先順位の高いものから適時開催していく予定。また、国別WGと連携しつつ、官民協働でセミナーの開催や関係国・地域からの訪日ミッションへの対応等を行うとして、インドネシアで12月2日(予定)に最初のセミナーを開催する。

なお、初会合の最後には委員から「民間企業からの要望事項について、日本政府から相手国政府に伝えていただきたい」「内陸の物流プロジェクトについても対象として欲しい」−などの意見が出された。

次回の協議会は平成23年度当初に実施し、各WGにおける取り組み状況についての情報共有、意見交換等を実施する。 

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連