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2010年08月26日

【環境】名門大洋フェリー 「太陽光発電システム」と「陸上電力受電システム」の試験搭載実施

名門大洋フェリーは、平成21年度に国土交通省が海上交通の低炭素化等のために実施した「内航運航合理化・便利性改善実証実験」に協力して、同社の“フェリーふくおか2”に「太陽光発電システム」と「陸上電力受電システム」の試験搭載(施工会社:寺崎電気産業)を実施した。

「太陽光発電システム」は本船最上甲板に約280枚の太陽光パネルを設置し、船内電気系統と直結しており、船舶としては世界最大規模(平成22年3月現在)の太陽光発電システムを搭載している。発電能力は、50kWで、停泊中における船体の総使用電力の約1割強を賄うことができる。

また、「陸上電力受電システム」については、陸上から最大650kW、AC6600Vの高電圧で受電し、船内電力との切り替えを無停電で行う。これにより、停泊中は発電機エンジンを停止することができ、CO2の大幅な削減が可能となった。

同社では、この取り組みによるCO2削減量(注1)を年間約290トン、燃料消費削減量(注2)を年間約99,000リットルと見込んでいる。

(注1)数値には、陸上電力供給会社におけるCO2排出量は算入してない。
(注2)発電機エンジンに使用されるブレンド重油(A重油15%:C重油85%)

 

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】